ジャズと私とトロンボーン
2025年04月06日
先日とても久しぶりに夜遊びをしてきました(笑)。
もともとトロンボーンのレッスンのため京都へ行く予定をしていた日だったのですが、その前日Facebookを眺めていたところ、同じ日の夜に気になるライブが催されることを知り、すごく悩みましたが思い切って行くことにしたのでした。
Tommyさん(トロンボーンの先生)つながりでお知り合いになったcocoさんと言うギタリストの方のライブ。
開場が京都駅からほど近い八条口近くだったことも、行こうと決めた決断材料の一つでした。
そして当日、もう何年も前に1度伺ったことがあった場所だったのですが、いざ行こうとすると道が分からず、結局通りすがりの九州から来られた観光客の方に助けていただき無事到着することができました。
最近はスマホや視覚障害者用機器のナビ機能を使って目的地へ行くという手段ができてきていますが、私はまだまだアナログなので、こうして人のぬくもりとありがたみを感じながら街中を歩いています。
会場のアイリッシュパブへ着くと、すでにお客さまがいっぱい!
入り口付近のカウンター席に案内いただき、ライブ開始を楽しみにノンアルコールカクテルと前菜盛り合わせを注文しました。
そのうちに出演される方々が来られ、cocoさんが私に声をかけてくださいました。
そして音がよく聞こえるようにと、ステージの近くへ誘導していただき、目の前で音楽を堪能できることに。
おいしいカクテルと前菜をいただきながらの久しぶりの生演奏。
最近年をとったせいなのか、間近で生演奏を聞くと涙が溢れてきてしまうお年頃の私。
cocoさんのリズミカルでかっこいいギターと、ボーカルKeiさんの迫力ある歌声に感動でした。
通常のライブであれば1時間、2時間通して演奏されますが、今回のアイリッシュパブのような場所では数曲演奏した後休憩があり、3ステージほどに分けて演奏が行われます。
私のように今日ライブがあることを知って来ている人よりも、旅の途中で立ち寄ったお店でたまたまライブが始まったというような方が多いので、音楽を聴き、そして食事を楽しみ、というお店の演出なのではないかなと思います。
そして1回目のステージが終わった後、cocoさんからの驚きのお誘いが!
なんと「1曲吹いてみるか?」と言っていただいたのです。
実は以前にも演奏させていただいたことはあったのですが、それはもうコロナ前なので5年も6年も前のこと。
久しぶりにひょっこり現れた私に、まさかお誘いいただけるなんて思ってもおらず、うれしいやら焦るやら、いきなりドキドキしてきてしまいました(汗)。
cocoさんのすごいところは、私のようなアマチュアにもどんどんと人前で演奏する機会を作ってくださるというところ。
だって5年も会っていなければ、もしかしたら上手くなっているかもしれないけれど、もしかしたらすごく下手になっている可能性だってあるわけで、お客さまがおられる前でそんな危ないこと、なかなかできないことだと思うのです。
だから私にもcocoさんの顔をつぶしてはいけないという責任があるし、絶対これならちゃんとできるという曲をリクエストさせていただきました。
半年に1度の発表会でも緊張するけれど、それとはまた違う緊張感が体中を駆け抜けます。
でもそんな緊張はcocoさんのギターでのイントロが始まった瞬間にどこかへ行ってしまいました。
弾むように遊ぶように軽快に奏でられるcocoさんのギターに誘われて、私もその音に答えるようにトロンボーンを吹きます。
当たり前ですが、いつも練習しているカラオケ音源とは全く違い、体中で音を感じて演奏できることの喜びが湧き上がってきます。
ふと、間違ったらどうしようというような不安もよぎりましたが、いやいやここはこの場を、この瞬間を、この音の一つ一つを味わい楽しみ、お客さまに届けようと思い直し、曲に集中します。
お店全体の空間に音が広がり、お客さまがこちらの音に耳を傾けてくださっていることが伝わってきます。
そして演奏し終えた瞬間、たくさんの拍手をいただき感無量。
私は全力を出し切って、体が少し震えていました。
その後もう1曲、ボーカルのKeiさんも一緒に3人で演奏させていただきました。
こういうとき、普通ならアイコンタクトで、どこでトロンボーンが入ればいいのかなどが分かるのだと思いますが、残念ながら私にはアイコンタクトをすることができません。
だからcocoさんは私が吹く場所になると声をかけてくださるのですが、その声かけもまた音楽の一部であるように聞こえるからすごい。
たぶんお客さまは、私の目が見えていないということには最後まで気づかれなかったのではないかなと思います。
視覚障害者であることを隠しているわけではないけれど、こうして自然に皆さんの中に溶け込んで、純粋に音楽を楽しんでいただけたことが、私にとっては、とてもうれしいことでした。
今月末には発表会が迫ってきています。
その前にこんな素晴らしいステージに立たせていただけて、本当に嬉しかったです。
cocoさん、サポートくださった皆さん、そしてお聞きいただきましたお客さま、本当にありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています♪
本日も最後まで5拝読いただき誠にありがとうございました(m_m)
◇4月のご予約状況はこちら◇
https://anna1234.shiga-saku.net/e1718916.html
◇とらやショップのご案内◇
お灸、つぼシール、水晶ブレスレットなどお取り扱いしております
https://anna1234.shiga-saku.net/e1711145.html
◇営業日のご案内◇
9時から19時半
不定休
*お休みの日もご予約の受け付けはいたしておりますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ
◇鍼灸とらやのメニューなど詳しくはこちら◇
https://anna1234.shiga-saku.net/e1631425.html
もともとトロンボーンのレッスンのため京都へ行く予定をしていた日だったのですが、その前日Facebookを眺めていたところ、同じ日の夜に気になるライブが催されることを知り、すごく悩みましたが思い切って行くことにしたのでした。
Tommyさん(トロンボーンの先生)つながりでお知り合いになったcocoさんと言うギタリストの方のライブ。
開場が京都駅からほど近い八条口近くだったことも、行こうと決めた決断材料の一つでした。
そして当日、もう何年も前に1度伺ったことがあった場所だったのですが、いざ行こうとすると道が分からず、結局通りすがりの九州から来られた観光客の方に助けていただき無事到着することができました。
最近はスマホや視覚障害者用機器のナビ機能を使って目的地へ行くという手段ができてきていますが、私はまだまだアナログなので、こうして人のぬくもりとありがたみを感じながら街中を歩いています。
会場のアイリッシュパブへ着くと、すでにお客さまがいっぱい!
入り口付近のカウンター席に案内いただき、ライブ開始を楽しみにノンアルコールカクテルと前菜盛り合わせを注文しました。
そのうちに出演される方々が来られ、cocoさんが私に声をかけてくださいました。
そして音がよく聞こえるようにと、ステージの近くへ誘導していただき、目の前で音楽を堪能できることに。
おいしいカクテルと前菜をいただきながらの久しぶりの生演奏。
最近年をとったせいなのか、間近で生演奏を聞くと涙が溢れてきてしまうお年頃の私。
cocoさんのリズミカルでかっこいいギターと、ボーカルKeiさんの迫力ある歌声に感動でした。
通常のライブであれば1時間、2時間通して演奏されますが、今回のアイリッシュパブのような場所では数曲演奏した後休憩があり、3ステージほどに分けて演奏が行われます。
私のように今日ライブがあることを知って来ている人よりも、旅の途中で立ち寄ったお店でたまたまライブが始まったというような方が多いので、音楽を聴き、そして食事を楽しみ、というお店の演出なのではないかなと思います。
そして1回目のステージが終わった後、cocoさんからの驚きのお誘いが!
なんと「1曲吹いてみるか?」と言っていただいたのです。
実は以前にも演奏させていただいたことはあったのですが、それはもうコロナ前なので5年も6年も前のこと。
久しぶりにひょっこり現れた私に、まさかお誘いいただけるなんて思ってもおらず、うれしいやら焦るやら、いきなりドキドキしてきてしまいました(汗)。
cocoさんのすごいところは、私のようなアマチュアにもどんどんと人前で演奏する機会を作ってくださるというところ。
だって5年も会っていなければ、もしかしたら上手くなっているかもしれないけれど、もしかしたらすごく下手になっている可能性だってあるわけで、お客さまがおられる前でそんな危ないこと、なかなかできないことだと思うのです。
だから私にもcocoさんの顔をつぶしてはいけないという責任があるし、絶対これならちゃんとできるという曲をリクエストさせていただきました。
半年に1度の発表会でも緊張するけれど、それとはまた違う緊張感が体中を駆け抜けます。
でもそんな緊張はcocoさんのギターでのイントロが始まった瞬間にどこかへ行ってしまいました。
弾むように遊ぶように軽快に奏でられるcocoさんのギターに誘われて、私もその音に答えるようにトロンボーンを吹きます。
当たり前ですが、いつも練習しているカラオケ音源とは全く違い、体中で音を感じて演奏できることの喜びが湧き上がってきます。
ふと、間違ったらどうしようというような不安もよぎりましたが、いやいやここはこの場を、この瞬間を、この音の一つ一つを味わい楽しみ、お客さまに届けようと思い直し、曲に集中します。
お店全体の空間に音が広がり、お客さまがこちらの音に耳を傾けてくださっていることが伝わってきます。
そして演奏し終えた瞬間、たくさんの拍手をいただき感無量。
私は全力を出し切って、体が少し震えていました。
その後もう1曲、ボーカルのKeiさんも一緒に3人で演奏させていただきました。
こういうとき、普通ならアイコンタクトで、どこでトロンボーンが入ればいいのかなどが分かるのだと思いますが、残念ながら私にはアイコンタクトをすることができません。
だからcocoさんは私が吹く場所になると声をかけてくださるのですが、その声かけもまた音楽の一部であるように聞こえるからすごい。
たぶんお客さまは、私の目が見えていないということには最後まで気づかれなかったのではないかなと思います。
視覚障害者であることを隠しているわけではないけれど、こうして自然に皆さんの中に溶け込んで、純粋に音楽を楽しんでいただけたことが、私にとっては、とてもうれしいことでした。
今月末には発表会が迫ってきています。
その前にこんな素晴らしいステージに立たせていただけて、本当に嬉しかったです。
cocoさん、サポートくださった皆さん、そしてお聞きいただきましたお客さま、本当にありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています♪
本日も最後まで5拝読いただき誠にありがとうございました(m_m)
◇4月のご予約状況はこちら◇
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お灸、つぼシール、水晶ブレスレットなどお取り扱いしております
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不定休
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