白鳥の声

とらや

2013年01月29日 17:18

湖北には、いつも冬になると、白鳥がやってきます。
広い田んぼの真ん中で、羽をおろしている白鳥の姿は、とてもきれいです。
そんな年に1度の美しい白鳥の姿をカメラに収めようと、多くのカメラマンが寒い中、シャッターチャンスを狙って、待ち構えているのですが、最近では、白鳥の飛び立つ姿を撮りたいがために、わざと白鳥に石を投げ、飛び立たせる、などということをする人がいるのだとか。
一度そういうことがあると、白鳥はもうその場には来なくなってしまう、とのこと。
人間の勝手なエゴで、白鳥の居場所をうばってしまうなんて、とんでもないことですね。

そういえば、今年はまだ、白鳥の声を聴いてないな~
このあたりを嫌って、来なくなってしまったのかな?
と、心配していたのですが、ついさっき、夕暮れの空を飛ぶ白鳥の声が聞こえてきました。

白鳥の声って、きれいでもなんでもなくて、子供の頃は、一体この変な声はなんなんだ?
と、思っていたことを思い出します。
それが白鳥の声、と知ったときは、ちょっと驚いたな~(笑)

でも、そのちょっと間抜けな白鳥の声を聴くと、湖北の冬が、今年もちゃんとめぐっているのだな、と感じて、うれしくなります。

寒いのも雪もいやだけど、住めば都。
生まれ育った土地が、一番安心できる場所だな、と感じるとらやでした。


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