京大眼科定期検診を終えて

とらや

2024年09月28日 20:40

昨日はお休みをいただき、半年に1度の京大眼科の定期通院へ行って参りました。
やはり京都はインバウンドの方々でにぎわっており、どこへ行ってもたくさんの人。
田舎暮らしにすっかりなじんでいる私には、かなりの刺激量です。

今回は視野検査もあるということで、少し長めの病院滞在。
もうかれこれ30年以上通っていますが、私は子どもの頃から視野検査が大の苦手でした。
なぜかと言うと、真っ暗な部屋で顔を固定し、長時間座っていること、これが子どもの頃には永遠と思えるくらい長くてつらい時間だったのです。
途中でどうしてもがまんができず、休憩を入れていただいてココアを飲んだほろ苦い思い出もあります。

大人になった今は、それほど長くは感じませんが、最近はまた別のつらさが出てきています。
それは「目の位置が定まらない」ということ。
視野検査は中心の点を見つめて目を固定した上で、周りに出てくる光を感じたときにボタンを押すというもの。
ところが中心の視力がほとんどなくなってしまった今、指標となる点を見つけることができないため、「大体この辺かな?」という感じで視線を合わせます。
でも、その位置がすぐにずれてしまうため、「もうちょっと左、あ、もうちょっと左上、ああ……もうちょっと上ですねぇ」と視能訓練士さんに何度も言われながらの検査は、なかなかハードでした。
視能訓練士さんにもお手間を取らせてしまい、申し訳ない気持ちになってしまいます。

去年はまだもう少しましだった気がするのですが……。
これは普段、見えている視野を使って生活しているため、自然と視点が傾いていることが原因なのだとか。

私は外側の視野が少し残っているので、そこをフルに使って生活しているため、このように中心がずれてきているようなのです。
ただ、外側の視野は使い慣れてきているのか、前回より少し視力が上がっていました。
まあ、上がっていると言っても『C』が見えるわけではなく、視能訓練士さんの指の数が近くで分かるという程度なのですが……。

診察でも『前回と変わってませんね』という先生のお言葉。
これもいつものこと。
そうなんです、私の目の状態は、検査結果に顕著に表れるほどの進行はしません。
5年くらい前と比べると少し進行したね、くらいな感じなので、毎回の診察では「変化なし」となるのですが、実際には進行していて、私の体感では、昨年よりも少し見えづらくなっています。
そうして30年以上かけて今に至るわけです。

今回は網膜色素変性症のLINEコミュニティーで話題になっていた『OCU400』という治療について伺ってみました。
アメリカではずいぶん臨床研究が進んでいる遺伝子治療のようですが、残念ながらまだまだ実用化には至らないとのこと。
仮に実用化されても、特定の遺伝子に対して効果があるものなので、治療を受けられる人も限られるとのこと。
そして遺伝子治療というものは基本的に進行を抑えるものなので、私のように視力を失っている者に対しては有効ではない治療法になります。
でも、まだ視力が残っている人たちが、少しでもその進行を食い止め、日常を維持していただく手段ができたなら、それは素晴らしくうれしいことです。

遺伝子治療と再生医療。
さまざまな分野で研究が進みますようにと願う毎日です。

帰りが少し遅くなったので、今回は伊勢丹でオムライスを食べて帰ってきました♪
病院へ通うことは大変なことだし、できればないほうがいいけれど、こうして家族と一緒に出かける機会になっていることは、我が家のささやかな楽しみでもあります。
今ある視力を大切に、また健康維持に努めていきたいと思う通院でありました。


本日も最後までご拝読いただきありがとうございました(m_m)


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