親友コーマちゃんが、「神様のカルテ」という本を買った、という話をしていました。
そのときは、ふ~ん、と聞いていたのですが、音声図書のサピエ図書館で、なにげなく人気のランキングを聞いていたら、1位に、神様のカルテ、があり、久々に読書でもしてみようか、と思い、ダウンロードしてみました。
ちなみに、サピエ図書館というのは、視覚障害者のために、本を音声訳してくださったものを、閲覧し、気に入ればダウンロードできる、という、とってもありがたいシステムがあるところです。
ちなみに、ダウンロードだけでなく、CDやテープなどでお借りすることもできます。
神様のカルテは、1・2・3冊出ており、私は間違えて、3を先に読んでしまいました。
今、とっても後悔しています(涙)
3の後、1を読み、今2を読んでいます。
信州の地域医療に携わる内科医、栗原を主人公とし、栗原が日々過酷な地域医療の場で戦う姿、医者になり5年、6年目を迎え、自分の進むべき道に迷う姿が描かれています。
栗原は、3作目で、30歳の誕生日を迎えます。
医者になって6年目の30歳という栗原と、鍼灸師になって6年目の30歳という自分が重なり、ずいぶん立場や能力は違えど、親近感を感じざるを得ませんでした。
子供のころ思って居た30歳は、もうすっかり大人で、完成されているもの、と思って居ました。
鍼灸師になって1年目のとき、30歳までに、自分の進むべき道を見つけよう、と思って居ました。
でも、現実は、そう簡単にはいかず、迷うこと、悩むことの多い自分に、ずいぶん出遅れているような、成長が遅すぎるような、そんな劣等感を感じることもしばしばありました。現在もあります…
でも、主人公栗原の心境を、夏目漱石の口調に重ね、美しい情景を織り交ぜながら進んでいくストーリーを読み進めていくに従い、30歳は、まだまだ途中でよいのかな、という風に感じました。
栗原は、とても優秀な内科医です。
なので、私とはフィールドが全然違いますが、医師として、自分が納得できる道を探している、というところだけ見れば、鍼灸師として、どうあるべきかを考えている私と、なんら変わらないのではないかと思いました。
栗原が、3冊目で、1つの決断をしたように、私もすでに、ある程度、方向は決まっている。
あとは、いかにして実行すべきか、だけなのです。
それに加え、今日、アドちゃんから電話をもらい、たーっくさん話をしました。
実は、その電話がかかってくる前、ちょっと悶々としていたのですが、アドちゃんと話をする中で、気持ちが晴れ、私は私のペースでがんばろう、と思えました。
進みたい道は決まっているのに、いつもすぐ自ら迷子になってしまう私。
それを、色んな角度から、救い上げてくれる人たちがいることを、とてもありがたく感じています。
今週は、鍼灸院を成功させておられる先生とお話をさせていただくお時間をいただいていたり、経営の立場から、鍼灸を見る、というセミナーに参加させていただいただいたりする予定です。
あっちはあっち、こっちはこっち、頭を切り替えて考えて行こうと思います。
神様のカルテ2、この後どうなるのかなぁ~
久しぶりにドキドキ読書を楽しむとらやでした。